仮想通貨とは特定の国家による価値の保証を持たない通貨のことです。
対して日本円やUSDなどは国家が保証する法定通貨です。
また中央銀行や特定の企業といった発行元がありません。
暗号を使用した交換するための媒体であり、
貨幣価値を持つ物体のない仮想の通貨です。
暗号通貨の一種でありデジタル通貨とも呼ばれています。
*暗号通貨とは
セキュリティ対策として暗号技術をベースに作られた通貨です。
・暗号理論を用いて取引の安全性の確保
・新たな発行の統制をしている通貨
という意味があリます。
暗号通貨と仮想通貨は、言葉が違うだけで意味は同じです。
日本では仮想通貨という言葉が主流ですが、
海外では暗号通貨(Cryptocurrency)が主流です。
代表的な仮想通貨として「ビットコイン」があり、
2009年に初めての分散化された暗号通貨と言われています。
(参考)ビットコインとは
ビットコイン以外の仮想通貨をアルト(オルト)コインと呼び、
仮想通貨はビットコインとアルトコインで構成されています。
(参考)アルトコインの最新情報
2016年5月25日に仮想通貨法案が可決され、
「モノ」と見なされていた仮想通貨は、
正式に「貨幣の機能」を持つと認定され、
決済手段や法定通貨との交換に使えると正式に位置づけられました。
*電子マネーとの違い
1.発行元(企業)があるかないか
2.譲渡が簡単かどうか
が大きな違いです。
まず発行元に関しては、
・仮想通貨=なし
・電子マネー=あり(企業)
となります。
電子マネーは現金の代わりにチャージしたカードまたは、
クレジットカードでの自動引支払いを設定したカードや、
スマホなどで支払いをすることができる電子のお金です。
先にチャージが必要なカードをプリペイド型、
後払いのものをポストペイ型と言います。
対してビットコインは、
電子マネーのようにチャージやプリペイドをすることで発行されいません。
「取引所」や「販売所」で購入したり、採掘するなどして手に入れます。
(参考)仮想通貨の取引所
また「ウォレット」を持つ人同士であれば、
送金や受け取りが簡単に行えます。
*ウォレットとは
仮想通貨の「財布」です。
・デスクトップ
・ウェブ
・モバイル
・ペーパー
・ハードウェア
など端末・媒体によって形式があります。
電子マネーは他人への譲渡が簡単にはできません。
また海外での利用はできない特定の参加者に特化した支払いシステムです。
一方ビットコインは世界中どこでも利用することができて譲渡も簡単です。